英単語の覚え方コツ5つ。単語帳で暗記するためのおすすめの作り方と使い方

英語勉強法

単語は実際の英文の中で覚えるのが一番、と言われてますよね?

私も経験上、その通りだと思います。

それでもあらかじめ単語を覚えておくと、英文を目にした時に

「あ、これわかる!」

とテンションが上がるんですよね(´▽`)

これだけでモチベーションUPですし、何よりいちいち調べなくて済むので、ますます英語に取り組むハードルが低くなります。

そこで

「今よりもっと難しい英文をスラスラ読むために、積極的にボキャビルに取り組みたい」

という方向けに、単語帳を使った暗記で、実際にやってみて良かった方法をお伝えします。

単語帳で覚えるより長文の中で覚える方がいい

単語は実際の英文の中で覚えるのが一番、と言われています。
特に

  • その場ですぐに調べられない
  • 最後まで英文読んでもわからなかった
  • モヤモヤと気になるキーワード

この三点が揃うと、一度調べただけでも一発で頭に入る確率大幅アップです。

ただ長文の中で覚えていく方法だけだと、めちゃくちゃ沢山の英文を読まないと一般的な言葉が網羅できないんですよね。

もちろんそれが王道なんですが、日本語の書籍だって読みたいのだから、そんなに英語にばかり時間をかけていられません。

そこで最近単語帳も使うことにしたわけです。

英単語を単語帳やアプリで覚えづらい理由と覚えやすくする方法

単語帳や単語暗記アプリを使って覚える場合、長文の中で単語と出会うのと違って

  • 文中での前後のつながりがわからない
    [color color=”gray”]→意味の理解が浅くなる[/color]
  • 興味関心とつながらない
    [color color=”gray”]→人間、自分と関係ないことは頭に入らない[/color]

などの理由から、とても覚えづらいです。

一言でいうと「唐突感」とか「脈絡のなさ」という感じでしょうか……。

また外国語には、日本語と一対一で訳語を当てられない単語も多いです。

わたしの場合、特にそういう言葉が単語帳やアプリで覚えられません。

ただ今回ご紹介する方法で、ひたすら力ずくの一対一対応で覚えるよりは、ずっと英単語が覚えやすくなりました。

その方法は

  1. 繰り返す
  2. 声を出す
  3. イメージを使う
  4. 語義の核を抜き出す
  5. 例文を確かめる

です。

基本は繰り返し+声を出す+α

最初に注意事項ですが、いきなり5つ書いてある項目を全部やるわけではありません。

いちいち全部やるのではなく、その時々によって組み合わせています。

そして基本は繰り返し+声を出す。

なぜならこれが、一番早く暗記リストを回せるから。

中にはそれでもどうしても相性が悪く覚えられなかったり間違えやすい単語というのが出てきますので、その時に繰り返し+音声以外の方法も組み合わせています。

あとイメージ化に限っては、繰り返し+音声で定着できた単語でも、さらに反応速度を高めるために使うことがあります。

初級者こそ一気に大量に。

実はこれから英語の勉強をはじめる人ほど、単語は一日に5個、10個と覚えていくより

一日に100個から200個ぐらい大量にインプットして、翌日には大量に忘れて、また覚え直す

というのを5日から一週間の間隔で繰り返していくのが最も効率的です。

電車の中や昼休みなどの時間を使って、15分〜20分くらい。

100個と言われると時間がかかるように思えるかもしれませんが、むしろ

  • そんなに時間をかけない
  • その代わり暗記中の単語に触れる回数を増やす
    [color color=”gray”](例: 日中覚えたものを夜寝る前に見て、翌日も見て声に出すなど)[/color]

のように短時間×回数の方が確実に覚えられます。

ある程度単語を覚えたあとも、日々少しずつ積んでいく

すでにある程度の単語を知っている。

あるいは単語帳を一冊暗記した場合は、その後一日に100語も200語も覚えるリストがないかもしれません。

そのときは実際に読んだ英文から、一枚ずつ暗記カードをアプリなどで作っていきます。

もし受験や資格試験に合格すればいいだけの場合は、ここまでしなくてもいいと思います。

ただ合格したあとでも英語を使う、あるいは読む機会があるのでしたら、ほぼ毎日コツコツ単語帳を自作する努力は確実に意味があります。

語彙は多ければ多いほど、ラクですから。

繰り返す(SRS = Spaced Repetation System 分散反復学習)

忘れかけた頃に思い出す。

面倒なようで、これが一番手軽な記憶の定着方法です。

今どきはアプリがやってくれるので、フラッシュカードを箱に入れて自分で管理する必要もありません。

この反復学習をやりやすいアプリはiPhoneアプリですと

  • Anki
  • Word Holic
  • Flashcard Maker

あたりが有名で人気があります。

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声を出し、耳からも覚える

この方法は[common_content id=”3539″]という本で書かれていてなるほどと思ったのですが、英単語に続いて和訳も声に出して覚えると早く覚えられます。

たとえば「Apple、リンゴ」「Bear、くま」という風に日本語とセットで唱えると、Appleという文字を見た時、「リンゴ」と言った自分の声も 脳裡 に蘇ります。

と書かれていましたが、実際に試してみると本当にその通りなんですよね。

ちなみにこのときに

  • リズミカルに繰り返す
  • 声に出す和訳を「漢字」「漢字熟語」にする

と、さらに覚えやすさアップです。

リズミカルに繰り返す

これは自分が一番覚えやすいリズムと繰り返し方を見つけるのが一番かもしれませんが、参考までに私がどうやってるかを書いておきます。

わたしの場合は

[balloon type=”left”]「Apple、リンゴ」「Apple、リンゴ」「Apple、リンゴ」「Apple、リンゴ」
「Bear、くま」「Bear、くま」「Bear、くま」「Bear、くま」[/balloon]

4セット、かなり早口のテンポで繰り返します。

[common_content id=”3572″]という本によると、このとき体を揺らしたり歩いたりして動かすと、より覚えやすくなるみたいですよ。

イメージ(おもに画像)の力を使う

勉強に興味のある方でしたら耳にしたことがあるかもしれませんが、視覚情報がもたらす刺激というのは感覚の中でも群を抜いて多いです。

最近オーディオブックで聞いた[common_content id=”3573″]によると、五感とともに働くニューロンの四分の三は、視覚と結びついているそうです。

つまり単語の暗記にも視覚情報、つまり画像を使うといいんですね。

具体的な方法としては

  • 経験から状況や光景を頭に思い描く
  • Google画像検索を使う

などがあります。

Google画像検索は手軽で私もよく使いますが、検索結果に表示された複数の画像から新たにイメージしやすい画像を頭の中で思い浮かべるという方法にも応用できます。

視覚情報だけでなく他の体感覚もイメージしてみる

またイメージというのは画像などの静止画だけでなく、映像ももちろん含まれます。

たとえば clearance (=撤去、除去、在庫一掃)という単語を覚えるときに私が思い浮かべるのは、デスクの上の雑多な山を、腕でザッとなぎ払うようなイメージです。

この場合映像の視覚だけでなく左腕を動かすような内部刺激も味わってるので、触覚も使ってることになりますね。

もちろん視覚+聴覚+触覚など、複数の感覚を使う方が早く覚えて忘れません。

英英辞典から語義の核を抜き出して簡単な英単語で置き換える

この項目は、ある程度英単語を知っている方向けの方法となります。

どういう方法かというと、

英英辞典を調べて、中心的な意味(コア・核)を既に知ってる簡単な単語でメモする

です。

この方法は[common_content id=”3574″]という本に書かれていました。

[getpost id=”3577″]

  • 時間と手間がかかる
  • 頭も使う

というデメリットもありますが、

  • どんな場面、どんなニュアンスで使われるか本義がわかる
  • 言い換え力がつくので、会話などでド忘れしたときに使える単語が増える

などの大きなメリットもあります。

すべての単語に使う必要はないですが、いまいち馴染めない単語など、ここぞというとき使うといいでしょう。

できるだけ短く、2語くらいでまとめる

例えば controversial (=論争の的になる、物議をかもす、議論好きの) という言葉ですと、Oxford Learner’s Dictionaryで

causing a lot of angry public discussion and disagreement

とあります。
すったもんだ感のよく出ている語義解説ですね。

これをメモる場合、私だったら

causing discussion

か、「記憶のフックになればいい」程度に割り切って

discussion

くらいまで縮めます。

経験上、ベストは一語。

細かくニュアンスも押さえておきたい! という場合でも上限は3語が理想です。

それ以上になると、めちゃくちゃ覚えにくくなります。

こうして試行錯誤したものは結構頭に残るので、たった一語でも語義全体の意味を思い出すきっかけになるものですよ。

英英辞典だと語源がわかる場合もある

他にもオックスフォード英英辞典(OALD)やMerriam-Webster’s Learner’s Dictionaryなどの英英辞典では、語源が書かれている場合があります。

例えば martial という単語。

発音がマーシャル諸島の Marshall と一緒なのでどうにも覚えづらかったのですが、オックスフォード英英辞典を引いたら語源のところに

from Mars, Mart-. Mars is the god of war in Roman mythology.

と書かれていました。

軍神マルスはギリシャ・ローマ神話でも有名なので、これを見てからは一発で覚えることができました。

語源で覚えやすかったものは、単語の言い換えではなく語源についてメモしてます。

どうしても英単語で言い換えないといけないのか?

ここまで読んで

「すぐに英語で言い換えが思い浮かばないんだけど…」
「どうしても3単語以上になっちゃってかえって覚えられないんだけど…」

と悩む方もいらっしゃるかもしれません。

そんなあなたに朗報です。

最初に「イメージを使う」とお話ししましたが、なんと漢字もイメージに限りなく近いものとして使えます。

実は日本人が漢字を見るとき、言語野のある左脳よりもイメージを扱う右脳の方が活発になるという研究結果があるみたいなんですね。

どの本で読んだか忘れたので、ちょっと引用元を示せなくて申し訳ないのですが。

ご存じの通り漢字には「山」などの象形文字が多いので、絵のようにイメージ喚起してくれるようです。

なので英英辞典で言葉の意味の核心がわかったら、それを漢字を使った熟語で表します。

例)ridge 尾根あるいは山稜

この場合「尾根あるいは山稜」ではなく、どちらか覚えやすい方をひとつだけ書きます。

もし覚えづらかったら、後日もう一方に書き換えてみます。

個人的にはひらがなやカタカナよりも漢字の方が断然印象に残りやすいので、このテクニックは意識的に使っています。

万人に合う方法はないので、もしあなたが試してみて自分に合ってるなと思ったら、ぜひ活用してください。

例文を確認する

面倒だと思われるかもしれませんが、例文がないと単語の使い方が理解できず、脳に馴染みません。

また例文があると品詞を覚えなくても何となく「これは形容詞だった」とか頭に残ります。

  • 単語とは何度も出会った方が覚えやすい
  • 少しでも文脈の中で接した方が言葉のニュアンスもわかる
  • 単語しか目にしない状態より記憶のフックができる
  • なんとなく品詞も理解できる

などのメリットがあることからも、できるだけ例文は確認することをお勧めします。

ちなみに私はなかなか覚えられない単語に遭遇すると、辞書などでその単語が使われた英文をいくつも読んでみます。

それだけで定着度は格段に上がりますよ。

単語帳で覚える場合の注意点「普段から○○しないと意味がない」

注意点なのですが、長文の中ではなく単語帳から単語を暗記していく場合、普段から英文を読んでいないとあまり意味がありません。

普段から英文を読んでいると、単語帳を使って覚えた単語にわりとすぐ遭遇するんですよね。

その時の「これ単語帳で覚えたヤツ!」感がまた長期記憶入りの後押しになってくれますし、英語を勉強していくモチベーションにもなります。

せっかく単語帳で勉強しても英文をあまり読まなかったら、時間かけて覚えたものも忘れてしまいますよ。

それはもったいないしやる気も尻すぼみになるので、ぜひ

  • 単語帳の暗記
  • 英文読解の実践

この2つは車の両輪だと思って、セットで取り組んでみてくださいね。

まとめ

以上、英単語を実際の英文で遭遇したときに調べて覚えるのではなく、単語帳などであらかじめ覚えていくときに少しでも覚えやすい方法について書いてきました。

  1. イメージを使う
  2. 声を出す
  3. 語義の核を抜き出す
  4. 例文を確かめる
  5. 繰り返す

と五つあげましたが、大体は

声を出す と 繰り返す

の二つの合わせ技で何とかなることが多いでしょう。

それでも覚えられない、どうにも馴染めない単語に遭遇したときには、イメージを使ったり簡単な単語で言い換えたり、あるいは他の例文を沢山目にするとだいぶ覚えやすくなります。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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