「これから英語の勉強を始めたい」と思う人向けの記事をいくつか書きましたが、何度か
…ということに少しだけ触れてきました。
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今回は「なぜ発音から始めるのが良いか?」を書いていきます。
目次
なぜ英語の勉強は発音からはじめるべきなの?
上掲の記事でもチラッと触れましたが、
たとえリスニングやスピーキングと無縁でとにかく読み書きだけできればいいんだ!
と言う場合でも、まず発音からやったほうがいいです。
その理由として、主に以下のメリットがあげられます。
- 自信を持って練習できる
- 単語を見て、読めるようになる
まず、英語を身につけるための強い味方・音読のときに、自信を持って練習していくことができます。
よくね、英語勉強法の本とかで言われるじゃないですか。
って。
でも現実問題、いくらCDの真似をしようとしても、英語教育通してバッチリ日本人のカタカナ英語が染み付いている人には、発音の知識なしで真似をするのはかなり難しいです。
聞いただけで真似できる人は、音楽をやっているなどの耳が良い方ぐらいではないでしょうか。
ちなみに私は音楽やっていましたが、耳はそれほど良くなかったのでCDの音を何度聞いても再現できませんでしたし、
自分の発音のどこをどうすればお手本に近づくのか、まったく見当も付きませんでした。
そんな自分自身の経験からも、発音に関する知識の仕入れは大事だと訴えたいです。
そしてもう一つ最大のメリット。
発音から始めるのが一番、学習効率が良いんです。
具体的には
- 初めて見た単語も読めるようになる
- 綴りを覚えやすくなる
- 耳から聞いた英語の綴りが見当つきやすくなる
- リスニングに生かせる
などの理由から、効率が良くなります。
最初にあげた「自信を持って練習できる」を含め、以下で詳しく見ていきましょう。
発音が良ければ自信を持って音読やスピーキングの練習ができる
英語を学ぶ以上、正しい発音を真似るのはスピーキングの上達やリスニングの理解の上でも大事なことです。
でも発音に関して何も勉強していないままいきなり音を真似しようとしても、どうしても長年染み付いたカタカナ英語の発音になってしまうんですよね。
あんまりにも自分の発音が下手でお手本からかけ離れていると、いくら意欲的に勉強を始めてもだんだん嫌になってしまいます。
それでも真似を続けるうちに少しでも似てくれば良いのですが、私の場合は難しかったです。
でもこれが英語っぽい発音をできるようになるだけで、音読やシャドーイングの練習がすごく楽しくなってくるんですよね。
「へったくそだな自分〜」などとへこみながら勉強するより、
とか
など、気分良く楽しく学習を進めていきたいじゃないですか。
その方が勉強も続けられますし、絶対お得ですって!
初見の単語を読めるようになる、聞いた単語の綴りがわかる
あと意外と知られてないことですが、たとえリーディングだけ必要な人にとっても、発音から入る事はとても効率が良いんです。
主なメリットとして
- 初めて見た単語も読めるようになる
- 綴りを覚えやすくなる
- 耳から聞いた英語の綴りが見当つきやすくなる
- リスニングに生かせる
などがあります。
初めて見た英単語の読み方がわからない人は、結構いると思います。
Wednesday を「うぇどねすでい」と覚えている人は多いのではないでしょうか?
大抵の日本人はローマ字を先に習ってしまうので、仕方がないんですよね……。
でもそんな英単語の読み方がよくわからない人にとっても、実際の発音と発音記号を覚えた上で英語に接するようになると、読み方の規則性を見抜けるようになるのが格段に早くなります。
フォニックスを勉強しないとダメ?
綴りと発音の関係についてはフォニックスが有名ですよね。
ただこのフォニックス、本はたくさん出版されてますしYouTube動画などでも解説はたくさんあるのですが、読んで理解するのも、ましてや覚えるのも、結構めんどくさいんです……。
私は中学校に上がった時に、英語が始まるのだからとフォニックスの本をプレゼントされました。
でも当時は大人向けの本しかなかったんでしょうね、ハードカバーでイラストといえばこんな感じの口内イメージ図
くらいしか載ってない、白黒で初めて見る漢字のやたら多い本でした。
30ページぐらい読んでギブアップしましたよ(ノ∀`)
そんな思い出深いフォニックスは、もちろん知っていたらそのぶん有利です。
でも実は、別に知らなくても大丈夫だったりします。
と言うことさえ知っていれば、いずれ自分で気づいて見抜けるようになります。
それには、正しい発音の仕方と発音記号の読み方を知っていることが大切です。
新しい単語を学ぶたびに、発音記号や音声で実際の発音をチェックする。
その繰り返しを重ねることで、自然と初見の英単語でも発音の見当がつくようになってきます。
そうなってくると綴りとの関係がわかってくるので、今度は音から綴りを想像できるようになります。
そこまでくると、リスニングで気になった知らない単語を辞書で調べることもできるようになりますし、リスニング自体も得意になってくるんです。
本当ですよ?^^
まずは発音記号が読めるようになればオッケー
「英語学習をスタートするときには、まずは発音から」といっても、実際にネイティブのような発音に近づけていくのには時間がかかります。
これはスポーツと同じで、喉の使い方や頬や唇の形、舌の緊張のさせ方など、体の使い方の問題だからです。
体で覚えるには、注意深い練習をそれなりの時間続けないと身につきません。
なので提案したいのが、まずは発音記号と実際の音、発音の仕方をそれぞれ結びつけること。
- 発音記号の読み方
- 実際に発音される音
- その音の発音の仕方
つまり発音に関する知識をまず仕入れることです。
私はここら辺の知識を、関正夫先生の本やUDA式の本から手に入れました。
特に関先生の本は発音に興味を持たせてくれるきっかけとなった本です。
この本を読んで初めて弱形について知ったのは、とても大きかったです。
UDA式は実際に上手な発音をするためには関先生の本だけでは足りない気がして、補うために取り入れてみました。
というのも実際に発音を良くしていくには、もっと別の知識が必要だったので……ここら辺のお話と本当に発音を良くするための参考書は、また別の記事に書きますね。
とにかく関先生の本で書かれているような発音に関する基礎知識を手に入れて、発音記号を読めるようになって、発音記号を見たときに頭の中でその音がよみがえるようになること。
ここをまずは目指しましょう!
実際に発音することに関しては、どうせすぐに身に付けられるものじゃないです。
とりあえずは仕入れた知識を、英文読んだり音読したりリスニングする中で、実践しながら使っていきましょう。
まとめ
英語学習をこれから始めるときには、単語でもリスニングでもなく、まず発音から始めること。
ここで言う発音とはネイティブに近い発音ができるようになることではなく、発音の知識を身につけると言うことです。
実際に自分の発音が良くなるには長い時間がかかりますが、知識を頭に入れることだけならば比較的短期間でできるからです。
具体的には
- 発音記号の読み方
- 実際に発音される音
- その音の発音の仕方
この三つをそれぞれ結びつけられるようになりましょう。
もちろんこれはこれから英語を始める人だけでなく、いま英語の勉強を頑張っていて行き詰まっているという人にも効き目のある方法です。
一旦いま頑張っていることは、脇に置いておきましょう。
同じ勉強をするでも最初の段階で発音の基礎知識を頭に入れておくと、自分の気づかないうちに英語力の伸びが変わってきますよ^^
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