私の場合、せっかく参考書を読んでも理解できないことが多いです。
「そうなんだぁ、ふ〜ん」
と何となく理解できたような気になっても
- 内容を即忘れる
- 実際の英文を見たときに当てはめられない
ので、そもそも一冊読み通すだけの気力がキープできません。
よく
「初心者の頃はとにかく教材を絞って繰り返す」
のが大事だと言われますが、続けたくないものは続けたくないのだからしょうがないです。
でもこれが
[color color=”red”]×[/color] 参考書で勉強してから実践に移る
ではなく
[color color=”green”]○[/color] 実践と参考書を行き来する
という順番に変えると、あら不思議。
参考書に書かれてる内容が、よく理解できるんですね〜。
よく理解できるから、最後まで通読もできます。
私はこの方法で、ようやく二冊目の参考書を一冊終えることができました。
目次
「ビッグファットキャット」との出会いがはじまりだった
そもそも何でこんな実践と参考書を行き来するスタイルになったか?
私が思うに、
「よし英語を本腰入れてやり直すぞ!」
と思ったときに最初に手に取った本が[common_content id=”3519″]だったことがすべての始まりだったような気がします。
奥付見たら
2002年になってるので、もう20年近く前に購入したまま放置されてたわけですね(;´∀`)
久しぶりに開いたら早々に挫折した証のように26ページ目にしおりが挟んでありましたよ。
でも今回ばかりは「ビッグファットキャット」読んで正解だと感じました。
散々英語に挫折した今になって読んでみたら、シンプルでわかりやすいし、なんといっても
[fontsize size=”150%”]この一冊を終えたら、即実践![/fontsize]
というポリシーがいい。
資格試験や入試みたいな目標もないのに、人間いつまでも退屈な参考書に取り組んでなんていられないんですよ。
というわけで「ビッグファットキャット」をちょっと真面目に通読して、書いてあること一通り理解できたかも?と思った段階で「本好きの下剋上」英語版「[common_content id=”3432″]」に取りかかったわけです。
実践に即移って、どうだったか?
そんなわけで「Ascendance of a Bookworm」に突撃したわけですが、これがまぁ当時の私の英語力では本当に噛み応えがあるのなんの。
単語がわからないのは普通。
単語単体を調べただけじゃわからないイディオムの存在に気づかないことも多数。
そして、はいきた!
単語やイディオムの意味がわかっても、文章全体の意味がわからない。
とりあえずビッグファットキャットの本が一冊通して言ってた
というのは実践できて、一文を何度か読み返せばどれが主語でどれが述語動詞か推測できるようになりました。
それでもSとV以外のカタマリが、どこにどうかかってきてるのかがわからなくて、文章の意味を推測してもまったく自信がもてないんですよね。
ちなみに「Ascendance of a Bookworm」には元になった日本語版原作もあるのだからカンニングし放題だし、
って書かれてたので、本当は気にする必要ないと思います。
でもビッグファットキャットのおかげで
主語(S 主役の箱)と述語動詞(V 右向きの矢印)について始めて意識できるようになった
という成長を実感できた私の脳裏には、
「文法をもう少し勉強したら、ひょっとしてもっと簡単に文章が読めるようになるのではないだろうか?」
という新たな仮説がチラついていたのでした。
実践に移って、具体的に何がわからなかったか?
ビッグファットキャットで学んだことを意識しながら実際の英文に当たり続けたおかげで、英文で一番大事な
はだいぶ見抜けるようになってきました。
でも同時に
「なんとなく読めた気になってるけど、モヤモヤする」
というちょっとしたイライラも感じるようになってきました。
考えた結果、具体的には
- 主語や動詞、あるいは文全体の修飾関係
- 前置詞や動名詞、過去分詞などの働き
これらを(合ってるかどうかもわからないのに)なんとなくフィーリングで読んでることが原因ではないかと思うようになりました。
この(合ってるかどうかもわからないのに)がポイントです。
これから大量に数をこなせばどうにかなるのかもしれない、と一瞬思いましたが、同時にフィーリング読みの結果散々誤読してきた経験の数々もよみがえります。
そうだよ、だから英語の勉強し直そうって思ったんじゃないか。
というわけで、
- 主語や動詞、あるいは文全体の修飾関係
- 前置詞や動名詞、過去分詞などの働き
について「なんと解説されてるか?」が知りたくて、参考書に手を伸ばしたわけです。
実際に困ってから解説を読むと頭に入る
大体の参考書って、大事なことはほとんど全部カバーされてるじゃないですか。
この「ほとんどカバーされてる」ってのがわたしの場合問題で、あまりに情報量が多すぎて
- どれが重要かわからない
- むしろどれも重要に見える
のが原因で、どの項目も読み流せなかったんですね。
ただでさえ飽きっぽい私がそうすると、最初の章も終わらないうちにとっとと息切れするわけです。
そして「また今回も挫折した〜」という自信喪失ポイントを増やしてしまうんですね。
でも参考書を辞書のように使ってみると、通読してないのに「使いこなしてる感」を感じたりして、ちょっと自信が回復したりします。
おまけに「わからない!」って頭かきむしってから与えられた解説なのでよく理解できるし、参考書の存在に感謝したくなっちゃうんですよね。
でも最初に基本的なことだけは知っておいた方がいい
ただこの
の行き来ができたのは、私の場合「ビッグファットキャット」の本をあらかじめ読んでいたことが大きいと思います。
あと念のため書いておきますと
- アルファベットはすべて覚えている
- 中学生レベルの簡単な単語は概ねわかる
- 「主語」や「名詞」「動詞」「形容詞」の大体の意味を知ってる
はクリアしてました。
その上でビッグファットキャットの本を読んで英語のルールを知り、さらに巻末の
ビッグファットキャット方式独自用語と一般的な文法用語の対応
を見たので、わからないことが出てきたときに参考書に当たるための基礎知識が頭に入ってたのではないかと思います。
まとめ
というわけでまとめますと、
- 基本的な英語の読み方を知るためにビッグファットキャットの本をやる
- 終わったらいきなり本物の英語長文(長文問題、記事、洋書etc.)を読んでみる
- 当たって砕けたと思ったら参考書に手を伸ばす
この順番でいくと参考書のありがたみを実感できるし、理解もどんどん進みます。
- 実際に英文を読んで困ってから参考書を読むと、よく理解できる
- 実践に移る前に基本的な最低限の知識だけは入れておくと挫折しづらい
- 辞書のように参考書を使ううちに、気づけば真剣に最初から最後まで読めることも多い
「『とにかく教材を絞って繰り返せ』と言われても一冊目をやり通せない……」
そんな風にお悩みの方は、一度試してみてくださいね。
世間で言われている効果的な方法論は参考程度に、まずは
- 自分に合った
- 苦痛をそれほど感じず
- 続けやすい
自分なりの方法を見つけましょう♪
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