赤ちゃん

今「パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学」という本を読んでいます。

池谷裕二先生の本というだけで手に取ったのですが、正直最初、ちょっと後悔したんですね。

というのも、バリバリの子育て本だったからです。

でも読み始めるとこれがまた、面白い!
この本を読むと、当たり前のように思えていた人間の「発達」が、実に不思議で大事件の連続であるかを知ることができます。

著者は脳の研究者、池谷裕二先生

著者は脳科学者として有名な池谷裕二先生。
池谷先生の本はわかりやすいし面白いので、今までも何冊か読んだことがあります。
でもまさか、ここまで池谷先生が子供好きだとは知りませんでした。

子供が生まれるはるか前から「子供が生まれたらイクメンになる!」宣言。
そしてそれを見事に実行して、出産の前後はなるべく時間を空けるという徹底ぶり。
自分が家にいる時には絶対に奥さんに子供のオムツ替えをさせないというぐらい、娘さんを溺愛されております。

ちなみに出産の前後に時間を作るために無茶をしたことは、後にしわ寄せとなって池谷先生を悩ませます。

赤ん坊の表情がコロコロ変わる時期に1週間の出張とか(笑)
これは確かに痛いですね^^;

実はスゴい「当たり前」

さてそんな有名な脳科学の先生が書いた本書ですが、やっぱり特徴は、科学的な観点からの子どもの発達についてバンバン知識が飛び交っていることでしょう。

人間が当たり前のように獲得している能力は、実は当たり前ではないということが目から鱗です。

例えば「見える」という状態。
これはただ単に目にものが映るというだけでは成立しないのだとか。

どういうことかと言うと、例えば赤ちゃんが目の前の手すりをつかもうとします。
この時脳の中で起きているのは、この世界が立体でできている、と言う理解なのです。

立体で出来ていて、近づけば大きくなり、自分が遠ざかれば見ているものは小さくなる。

この3次元への理解と、「自分が手を伸ばせば対象物に触れることができる=目の前の世界に干渉できる」と言う理解が全部合わさって、初めて見えると言う現象が成り立つそうです。

こう言われてみると、すごいコトのような気がしてきます。
「見える」という現象についてだけでなく、フツーだと思っていた事の大半が、実はすごいことだったような気までしてきました。

どうして親を親と思い、仲間だと感じるのか。
どうして頭をぶつけたときに、ちゃんと頭が痛いと感じるのか。

そんなことまでが不思議なことのように思えてきます。

お父さん、出産前から勝負は始まってますよ

ちなみに出産に伴ってお母さんも脳と体が激変します。
特に顕著なのが「オキシトシン」の作用。

オキシトシンは愛着ホルモンとして有名ですが、出産時に大量のオキシトシンにさらされることで、お母さんはますます赤ちゃんのことが可愛くなるそうです。

ここまでは、いいじゃないですか。
この先ですよ、ちょっと怖いのは。

オキシトシンが分泌されると、身内を守る意識が強まるそうです。
つまりちょっと、排他的になるんですね。

どういうことかというと、出産時のオキシトシン大量分泌までにお母さん(奥さん)から「仲間認定」してもらえないと、お父さんも外野の敵扱いされてしまうとか汗

勝負は出産前からすでに始まっています。

まだ読み始めたばかりですが、赤ちゃん、そして人間の発達って、本当に面白いですねぇ。

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